2021年1月31日(日) 主日礼拝

自宅礼拝資料はこちらです。週報はこちらです。ファイルが開けない場合は、下記の順序に従って礼拝してください。
説教の録音はこちらです(礼拝が終わってから掲載)。

<黙祷>

<招詞> 一コリント8:6

<讃詠> 545上

<主の祈り>

<讃美歌> 66

<聖書朗読> マルコによる福音書1:21-28

<祈祷>

全能の神様、私たちは今、あなたを礼拝するために、あなたによってここに集められました。
とうといみことばの恵みにあずかる前に、私たちは犯した罪を認め、全能の神と兄弟姉妹の皆さんに告白します。
わたしたちは、思い、ことば、行い、怠りによってたびたび罪を犯しました。
全能の神が、わたしたちをあわれみ、罪を赦し、永遠の命に導いてくださいますように。
(沈黙)
父なる神様、あなたは御子キリストにおいて、わたしたちにまことの知恵を教え、悪からの解放を与えてくださいます。わたしたちの信仰を力強く告白させてください。ことばと行いにおいて真実を宣べ伝え、あなたに寄り頼む人に対するまことの幸いを証ししていくことができますように。
聖霊の光によってわたしたちの心を照らしてください。
聖書朗読と説教を通してあなたがお語りになる真理のみことばを深く悟ることができますように。
主イエス・キリストのみ名によって祈ります。アーメン。

<讃美歌> 177

<説教>

今日のマルコ福音書の場面は、先週の続きです。先週(マルコ1:14-20)と今週(同1:21-28)と来週(同1:29-39)の場面は、イエス様の宣教活動の典型的な一つのパターンを記しています。信じて弟子になる人が増え、イエス様が奇跡の御業を行われたり、御言葉を語られたりする場面です。
今日の場面では、イエス様は安息日に会堂で教えを語られました。ユダヤ教では土曜日に町ごとに建てられた会堂に行き、礼拝します。今日のキリスト教の礼拝のように聖書朗読の後に、説教に相当するような、教えを語る部分がありますが、これには特に資格は必要ないそうです。イエス様は一人の信仰者として教えを語られました。
しかしその教えは、「権威ある者として」の教えでした。というのも、律法学者たちが教えを語るだけなのに対し、イエス様は奇跡の御業を行われたからです。さらには、律法学者たちが一般論として律法の意味を解説していたのに対し、イエス様は神の恵みや祝福を説かれたので、聞いていた人々は「私にとっての神様の恵み」を感じることができた点でも、律法学者とは違っていました。
会堂には、汚れた霊に取りつかれた人がいました。「霊」は、聖書の原語で「風」や「息」を意味し、当時の人々にとって人間には捉えどころのない、人間の力を越えた力を意味していました。神様から来た力は「聖霊」であり、神様に反する悪い力を「汚れた霊」とか「悪霊」と呼んでいました。現代人は西洋の自然科学の思考の影響を大きく受けているので、自然科学で捉えることのできないこれらの霊について鈍感です。しかしいつの時代でも、これらの霊は存在し、悪霊は今も私たちを苦しめています。
今日の場面では、この霊がイエス様に対し「かまわないでくれ」(24節)と言いますが、原語では「あなたと私たちの間に何が(あるのか)」という言葉になっています。この霊は、イエス様との関係を絶とうとしていたようです。神様と人、人と人との関係を絶ち、そのコミュニケーションを絶つのが、悪霊の特徴の一つです。悪霊に対し鈍感になった現代人は、神様との関係が壊れ、人との関係もうまく行かなくなった原因が分かりません。しかし、イエス様の力によって、壊れた関係を回復していただけるのです。
悪霊は、人の外からやって来て、人を苦しめます。パウロはこれを人の内側に存在する罪という言葉で説明しています。「そういうこと(=悪)を行っているのは、もはやわたしではなく、わたしの中に住んでいる罪なのです」(ローマ7:17)。人間は、神様の似姿に造られた良い存在であったのに、外から悪が入り込んで、神様の似姿を破壊し、醜い存在になってしまいました(創世記3章参照)。蛇に騙されて罪を犯した人間の姿は、人間自体は尊いものですが、外から悪の力が入り込んで来て、神様と人間との関係を壊し、人間同士の関係をも壊したことを表しています。神様が愛される尊い人間、すなわち私たち一人一人と、その中に宿る悪の力とは、別物であって、聖書ではこれらを分けて考えています。
ですから、イエス様は悪の力より遥かに強い力によって、人間から悪を追い出し、造られた本来の姿を回復してくださるのです。この救いは、イエス様の十字架を復活を信じるならば、誰にでも与えられます(使徒言行録10:43参照)。
普段の生活の中で、うまく行かないこと、とりわけ人間関係において失敗があったならば、これは自分の中に住んでいる罪や悪の働きであることに気付きましょう。そして、イエス様の力を信じて寄り頼み、悪を追い出していただき、神様との関係、人との関係を回復していただけるよう願い求めましょう。

<祈り>
神様、イエス様は汚れた霊に取りつかれて苦しんでいる人に心を留め、悪い霊を追い出して人間本来の尊い姿を回復してくださいました。イエス様を信じる私たちも、あなたとの親しい関係を取り戻し、毎日の生活の中で接する人たちとも、互いに尊敬し合い、助け合う関係を築いていくことができますようお導きください。
主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

<讃美歌> 354

<献金> (自宅礼拝の場合は、教会へささげる献金をご用意ください。)

<頌栄> 539

<黙祷>